この半年と少し、一年満たない時間の中で、いろんなことがあった。

クリエのメンバーが発表されて、はぎやくんもいるC公演だけユニット名がなかったから、名前をもらった。それっておまけってこと?って後から思ったりもしたけど、形はどうあれ、あのインタビューを読んでいたから、はぎやくんの1つの願いが叶う瞬間がきて、ほんとうに嬉しかった。この3人とはぎやくんはがんばっていく、4人の形がとまうかずっと続けばいいなとおもった。

でも、4人だったのは、ずっとじゃなくて、1公演だけで、次に幕が開けたら7人だった。7人で活動していくことになった、って雑誌で最初に明記された。

正直、4人が良かった、って思ったし、何回もそう言った。4人でLove-tuneなんだ、っておもってたから、自分の入る公演でその姿が見れるんだっておもってたから、3人がメイン並みに出てる、っていうのを聞いて、ああ、もうLove-tuneのことは見れないんだっておもってた。語弊がないように言うと、3人のことがきらいだったわけでもいやだったわけでもない。7人のクリエ、楽しかったよ。公演後のわたしはそんなことばかり呟いてたけど、気持ちが晴れる公演じゃなかった。3人のことはほんとうに、心から、魅力的だなっておもった。謎選抜がすきだったし、もろろの安定したパフォーマンスは頼もしくて、ながつのビジュアル、荒削りだけどこれから確実に伸びていくオーラ、そして何より顕嵐ちゃんの圧倒的だった強さと華やかさ。だけど、7人で良かったんだっておもった?って聞かれたらたぶん頷かなかった。

公演が終わったとき、ああ、わたしこのまま5/6亡霊になる、っておもった。5/6の、名前をもらって4人で初めて迎える日を見届けなかったことをきっと一生後悔するんだ、っておもった。7人でもLove-tuneを見ることすら叶わなかった人もいるのに、最低だな、わたし、っておもったけど、そうおもってた。どんなに4人が、3人はここがすごいよ、4人じゃできなかったことだよ、って言葉を尽くしてくれても、わたしは4人の姿を一回自分の目で見たかった気持ちを無かったことにはできなかった。

それから、はぎやくんかっこいいかわいいだいすき!って言いながら、やっすーはここがいいね、さなぴーは、みゅーとは、あらんらんは、もろろは、ながつは、って言いながら、でも気持ちは全然ついていけなかった。サマステのファイルで5人だったりしたこともあったけど、雑誌で言葉を見るたびに、めまぐるしく7人として1つになっていくLove-tuneについていかなきゃっておもって、理解しなきゃっておもって、それで並べるだけの言葉はほんとうに薄っぺらかっただろうなっておもう。

 

そんな気持ちを抱えつつ、入らせてもらったサマステで、7人として本当にいい方向に向かっているのを感じた。煽りがうまくなってた。歌も上手くなってた。クリエのときよりMCもよく喋るようになってて、気を遣ってる感じもなくなってて、雰囲気もよかった。熱量…は、クリエの方があったかもしれない。らぶだけの場所と、かいちゃんもすのもいる場所とではそこは少し違うものがあったのかもしれない。でも、やっぱり真っ直ぐぶつかってくるLove-tuneだった。純粋に楽しみだなあとおもった。サマステの感想とそのときの気持ちはまあまたいつか。

 

えびコンバックの経験を積む7人のことを見て、いまは、7人になったLove-tuneのこと、すなおに嬉しいとおもうし、もっともっとすきになっていきたいな、なるだろうな、とおもう。

何か明確なきっかけがあったわけじゃない。ただ、はぎやくんがいまいる場所のことを居心地がよくてすきでこれからもがんばれる場所だとおもってるのをちゃんとわかったから、はぎやくんがたいせつにする場所のことをわたしもたいせつにしたいと、ちゃんと思えた。

 

思わないことがないわけじゃない。言わないだけで、なんか違うな、って思う日もあるし、はぎやくんのことがぜんぜんすきじゃない日もあるし、ちょっとがっかりしちゃう日も、ある。たぶんそれはこれからもある。でも、たぶんそれをわざわざ口にしない。はぎやくんを応援するのは、はぎやくんをすきなのは、わたしの人生をもう少し良いものにするためだもん。そりゃお金払ってる以上良いもの見せてくれとは思うけど。

4人のLove-tuneを見なかったことを後悔させてほしい。わたしは5/6の亡霊になりたいんじゃない。7人で、ああ、4人より7人が強いね、よかったねって、4人を知らないから言い切れないことを後悔するくらい、もっともっと強くなってほしい。強くなっていく姿が見たい。